職場でパワハラ被害に遭った場合の対処法や注意点
昨今、パワハラはいけないこととしてメディアを始め世間で認知されていますが、なおも言葉や態度で威圧するような人が職場にいるのが原状です。以下では、このようなパワハラに対する対処法や注意点についてご紹介します。
対処法としてまず大切なのは、パワハラに負けない強い気持ちを持つことです。パワハラによる理不尽な要求に対して、屈することなく、「断る」ことは大切なことです。ただ、断り方を間違えると、反抗的な態度として反感を買う可能性もあるため、上手な断り方を身に着けることが大切です。具体的には、引き受ける意思があることを見せた上で、合理的理由により実現不可能であることを伝えるようにしましょう。
また、パワハラをする人の行動を先読みして行動することも効果的です。相手の行動を先読みしてパワハラをする人がイライラするのを防ぐようにしましょう。
また、どうしても自分だけでの対処ができないと思ったら、無理することなく、第三者に相談するようにしましょう。
まず、社内にパワハラに対する窓口があるならば、そこに相談しましょう。また、外部の機関として労働基準監督署に対して相談することも有効です。
労働基準監督署は、管轄内の事業所が労働関係法令を守って運用しているのかを監督してくれる機関です。
もしも、地域内の会社がパワハラ等を行っていて労働基準法違反や最低賃金法違反の行為を行っているような場合には、その会社に対して指導勧告を行ったりします。
以上を講じても何ら改善が見られないような場合には、自分の異動を申し出ることも対処法の1つです。
社内の相談窓口にあらかじめ相談をしているような場合には、パワハラを理由に異動を希望していることが伝わりやすいので有効といえます。
さらに、退職・転職することも最終手段として考えられます。パワハラを理由に退職することを、「甘え」と片付ける人もいますが、自身の身を守る方法として適切なものです。
職場におけるパワハラは、パワハラをする側に非があるのであって、パワハラを受ける側に非はありません。
そこで、パワハラに対する対処法を頭に入れておき、自身の身を守ることに備えておくことは大切です。
紫葵法律事務所では、京都府、亀岡市、宇治市、草津市を中心に、全国からご相談を承っております。
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